海辺ぐらし海色あつめ

35歳0歳児ママ。海辺ぐらし3年目。

MENU

石垣島の貝殻。厄祓いと照明。


厄除けのための何か長いもの。
それを石垣島で見つけた、ひょんなはなし。

石垣島の貝殻。厄祓いと照明。

夜、寝室にほんのり灯るあかり。

旅先の石垣島で両親に買ってもらった貝殻の間接照明。

▶︎厄年と長いもの

"厄年には厄除けのために長いものをプレゼントする"という風習があるらしい。

わたしは正直その手の話に疎い。

厄年?そんな誰かが決めたコトにわたしの人生を巻き込まないでくれ…と捻くれている。

とは言え、結婚後、夫の厄年には前厄から本厄、後厄まで毎年しっかりお祓いした…

やはり何かあっては困る。そんなことを気にし始めたのは、歳を重ねてきたからだろう。

当時、わたしは若かった。

その年、本厄だったこともあり、母親から"厄祓いに何か長いものを買ってあげたい"と言われた。

何か長いもの…

長いもので欲しいものなど思いつかない。

そうこうしてる間に、夏が来て家族で石垣島に旅行することになった。

▶︎石垣島で長いものを探す

母親は諦めなかった。

長いもの…

長いもの…

呪いの言葉のように、"長いもので欲しいものはないか"と聞いてくる。

そんな時、ふらりと入った一軒のおみせ。

これ、これが欲しい!

まさに、運命を感じた。

欲しいものを見つけたのだ。

これを買って欲しい!

わたしが手にしたのは、ひとつひとつ手作りされたシャコガイの照明。

母親は眉をひそめた。

"長いもの…じゃないけど…"

わたしは"コードが付いてるよ!長いよ!"と小学生並みの主張をした。

首をかしげる母親を説き伏せ、結局、両親は苦笑いしながら買ってくれた。

そして、飛行機移動で割れないように、とにかく大事に大事に持って帰った。

そんな想い出のつまったこの照明。

▶︎貝殻の照明

その後、引っ越しを3回重ね、今は海辺の家の寝室でそっと娘の寝顔を照らしている。

厄祓いの効果はあったようだ。わたしは幸せに過ごしている。

毎晩、この照明を灯すたび、お父さんお母さんありがとうと心でつぶやく。

あのお店はまだあるんだろうか。

娘が大きくなったら、連れて行ってあげたいな。そして彼女が気に入った貝殻をひとつ買ってあげるのだ。

おやすみなさい…